所長挨拶

利根歯科診療所
所長 中澤桂一郎

利根歯科診療所は1982年に医療生協・民医連の歯科として開設しました。開設当初は歯科医師2名ユニット7台でスタートしましたが、組合員に支えられスタッフの増員、患者数の増加に伴い2003年に現在の地に新築移転しユニット25台の規模となりました。
患者の要求に応え寄り添うことができる歯科医療を行い、新築移転後は新しい技術、医療機器の導入を行い、一生自分の歯で美味しく食べることができることを支援できる歯科診療所を目指してきました。8020達成者の表彰を行いながら歯科外来に来ていただく、来院できなくなったら訪問歯科診療でフォローをしていく「シームレスな歯科診療」を行っています。
「人は口からダメになる しかし人は口から再生する」ジャーナリストの下平貴子氏の言葉ですが超高齢社会の中で入院するとたちまち口の機能は衰え失われていきます。歯科医療者が訪問し口腔ケア、口腔リハビリを行うことで口の機能を取り戻すことができます。口から食べることを支援し一生美味しく食べることができる口を支える歯科として地域の中で役割を果たしています。

2006年に厚生労働省の歯科臨床研修施設として認定され毎年歯科研修医を受け入れています。単独型としての機能と同時に管理型として生協みなかみ歯科、大分県医療生協・けんせい歯科、群馬中央医療生協・協立歯科クリニック、新潟勤労者医療協会・かえつ歯科とも連携し、地域医療を実践できる歯科研修医の養成を行っています。基礎的な技術の習得と同時に地域に根ざすことができるための健康づくり活動にも関わることで地域医療を学んでもらっています。毎年行われる臨床研修施設学習会では口腔ケア、総義歯、健康づくり、食育、医科歯科連携など多方面にわたる全国から著名な先生に来ていただきスタッフとともに学んでいます。
医療生協の歯科診療所として「気軽にかかることができる、何でも相談できる、納得いく満足いく治療を受けることができる」ようにスタッフ一同日々学び医療生協の組合員の要求にこたえていきます。「口は命の入り口」であり医療生協の目指す「おいしく長生きのまちづくり」の基礎となります。歯科はいや、なかなかかかることができない、治療費が高くてかかれないー歯科の抱える問題は大きいのですが「地域まるごと健康づくり」を目指して、かかりやすい医療生協の歯科として職員一同、組合員と共に充実を図っていきます。

所長略歴

  • 1986年
    東北大学歯学部卒業
  • 1986年
    利根保健生活協同組合入職
    利根歯科診療所勤務
  • 1989年
    利根歯科診療所 医局長
  • 1996年
    利根歯科診療所 副所長
  • 2010年
    利根歯科診療所 所長
  • 1995-1999年
    全日本民主医療機関連合会 歯科部経営委員
  • 1990年-2013年
    群馬民主医療機関連合会理事
  • 2007年-2010年
    日本生活協同組合連合会
    医療部会歯科グループ委員
  • 2009-2010年
    日本生活協同組合連合会 医療部会運営委員
  • 2011-2020年
    日本医療福祉生活協同組合連合会理事
  • 2011年-現在
    利根保健生活協同組合理事

所属学会

  • 日本矯正歯科学会
  • 日本老年歯科医学会
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
  • 日本唾液ケア科学会
  • 日本認知症ケア学会
  • 東京学芸矯正研究会

学会発表

  • 2007年
    東京学芸矯正研究会(利根歯科診療所における矯正治療)
  • 2008年
    日本顎咬合学会(患者様に分りやすい説明の工夫)
  • 2008年
    アレキサンダー研究会(アレキサンダー研究会をとおして得られた大きな宝)
  • 2009年
    日本顎咬合学会(Fish哲学を応用した医院改革)
  • 2008年
    群馬県歯科医学会(口腔内カメラを使った見せる歯科治療)
  • 2009年
    群馬県歯科医学会(8020を支援する歯科診療所を目指して)
  • 2010年
    群馬県歯科医学会(格差社会の中に見られる歯科問題)

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