総合診療科

総合診療科について

初診外来、総合診療予約外来を担当しています。
平日日中の内科系救急外来を担当し救急車の受入対応を主に行っています。
また、地域の開業医の先生方からの紹介を受ける窓口機能も有しています。
常勤医師不在領域における入院患者対応も総合診療科が中心に担っております。
高齢者に見られるような多専門領域にまたがる疾患の管理だけでなく、生活面や家族背景を考慮した介護福祉と連携した診療を実践しています。

診療日について

詳しい診療日は外来診療表をご確認ください。

2021年度総合診療科実績

概要

2021年度は、長期化したCOVID-19 pandemicによる発熱者/COVID-19患者診療体制を堅持しながらも、with/after COVID-19 pandemicに向けて社会生活が再開されていく中で、従前の診療を、どのように維持継続していくかを考える1年でした。診療体制は、既存の診療体制は維持しつつ、新たに救急科専門医資格を持つ既卒医師1名を仲間に迎え入れ、山間僻地の地域基幹病院の病院総合診療が担う任務の一つである、救急診療及び急性期・集中治療の質の向上を図りました。また、専門研修においては、新たに総合診療専門研修プログラムに1名の専攻医を受け入れると共に、初めて他の総合診療専門研修プログラムに所属する専攻医の研修を半年間受け入れ、他機関との専門研修連携を開始することとなりました。研修教育分野においては長年に渡り研修教育環境整備に尽力して頂いていた飯島研史医師が出向契約解除に伴い北毛病院に帰任したため、新たに宇敷萌医師を指導医として招聘すると共に、比嘉研医師を中心とした教育指導体制の変更を行いました。また研修教育強化の一環として、下期には群馬大学大学院医学系研究科総合医療学や埼玉医科大学総合医療センターと連携し、新たに教育カンファレンスの定期開催を開始しました。総合診療専門研修専攻医の専門研修プログラム指定領域別研修や、当院関連群馬県内医療機関への研修環境整備等を目的としたスタッフ医師の診療支援等の影響により、2020年度同様、利根中央病院で通常診療に従事する医師は所属医師の2/3程度の人員となっていましたが、オンラインミーティングや業務用SNSツールの活用等のDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて、COVID-19 pandemicの中ではありますが、日常業務効率の改善と研修環境整備を意識しながら、総合診療科所属医師それぞれの顔が見える関係性を意識しながら、1年間を過ごすことができたと考えています。

診療体制

診療体制は、研修教育担当を主に担って頂いていた副科長の飯島研史医師が出向元である北毛病院に帰任することとなり、同任を比嘉研医師が引き継ぐこととなりました。また、新たに宇敷萌医師を指導医として招聘し、診療体制及び教育体制を維持しました。更に、救急科専門医資格を持つ小林喜郎医師の着任により、山間僻地の地域期間病院である当院における救急診療及び急性期・集中治療の質の向上を図りました。日本専門医機構総合診療専門研修プログラムには新たに1名の専攻医を受け入れ、総勢専攻医7名(PGY 6が3名、PGY 5が1名、PGY 4が2名、PGY 1が1名)となりましたが、2020年度同様に総合診療Ⅰ、内科、小児科、救急科などの研修のため、数ヶ月単位で他科ないし他病院へ研修出向となる者もおり、当科に常時所属し診療従事する専攻医は1〜2名となりました。また、下期には群馬大学を基幹病院とする総合診療専門研修プログラムから加藤昭彦医師の研修を受け入れました。

常勤スタッフ

非常勤スタッフ

  • 横山 和久

外来部門

総合診療科では主に予約外来(スタッフ医師のみ)と予約外・初診外来、二次検診・ワクチン外来(月曜日午前及び土曜日午前)を担当しています。2020年度に引き続く診療体制の整備として、従来の初診外来から分離独立した形で発熱外来を継続設置し、総合診療科が全日診察担当を行いました。また、利根沼田保健福祉事務所の依頼に基づきながら、医療圏内におけるCOVID-19のクラスター発生の可能性がある教育機関や医療機関関係者の積極的疫学調査(接触者拡大PCR検査)への協力も行いました。

予約外来(常勤スタッフ予約外来)

13420名/年( 109%対2020年度 )

二次検診・ワクチン外来

1071名/年( 113% 対2020年度 )

予約外・初診外来(平日)

5132名/年( 103 % 対2020年度 )

発熱外来

5414名/年( 152 % 対2020年度 )

積極的疫学調査(保健福祉事務所委託)

5754件

 

 

予約外来は主に医長以上のスタッフ医師6名で週11単位(1単位=午前ないし午後半日)を開設しています。高血圧、脂質異常症、糖尿病等の一般的な慢性疾患管理に始まり、高齢者の多疾病罹患(multimorbidity)を背景とした多科併診患者の外来通院科調整や、多剤内服調整も行なっています。また、医学的問題だけではなく精神的社会的背景への対応なども行っています。昨年度に引き続き、専攻医による退院後follow up外来も開設も行いました。

予約外・初診外来は、2017年度より受診患者が集中する午前中に関しては診察場所を救急外来に移動し、総合診療科医師2名による診療体制をとっていますが、2021年度も同様の診療体制を維持しました。COVID-19のパンデミックに伴う受診抑制等から、前年度と比較し総受診者数は減少していますが、個々の症例の重症度は高い傾向となっており、1患者あたりの診療に要する時間が延長する傾向になっています。徒歩受診でも緊急性を有する疾患の方や重症者がいることから、外来混雑時や救急車重複要請時の対応を円滑にするために、2021年度より平日午前中においては診療ヘルプ医師を配置しました。また、発熱患者やCOVID-19流行地域からの来訪者、COVID-19の可能性が否定できない方については、看護師による電話問診及びトリアージの後、PPE(Personal Protective Equipment)装着の上、引き続き発熱外来での診療を行いました。発熱外来の年間受診患者数は5414名となり、COVID-19の通称第5波、第6波による急激な感染者数の増加や発熱患者の増加を反映した形となっています。

更に今年度は感染管理に気をつけながら、前年度に引き続き専攻医や初期研修医、医学生に対する教育を積極的に行ないました。二次医療圏内で唯一の総合病院機能を有する病院で、かつ群馬大学医学部の関連病院として、多くの専門外来を有する病院であるため、希少疾患や難病患者の状態悪化への対応も求められており、より幅広い疾患に対する知識と状態悪化時の適切な対応ができる医師を育てることを目標としています。そして学問としての医学的知識だけではなく、自身が対応する患者一人一人の心理・社会的背景を理解し配慮した医療(BPSモデル:Bio-Psycho-Social model)が提供できるように教育を続けています。

訪問診療に関しては、2022年4月に利根中央診療所の診療所長交代が予定されており、それに合わせて、利根中央病院勤務の家庭医療専門医を中心に週1単位(半日)の訪問診療を開始できるように訪問診療プロジェクトを立ち上げ議論と準備をおこなっています。

救急部門

2021年度も2020年度に引き続き、平日日勤時間帯及び毎週土曜日午前における、救急搬送及び徒歩来院後院内トリアージで救急対応と判断された内科系患者の対応は、総合診療科医師を中心にシフト制で対応を行いました。一部診療援助として総合内科専門研修プログラムの専攻医にも対応を依頼しています。2020年度の救急外来受診者はCOVID-19 pandemicの影響もあり一時的に減少しましたが、2021年度は全般として救急外来受診者数は増加に転じています。また、救急搬入件数及び救急応需率は2020年度に引き続き高率を維持しています。下期においては、総合診療専門研修専攻医の救急科研修の一環として、外科系救急対応の一部も総合診療科医師が対応しています。

救急外来受診者総数

7762名/年( 115% 対2020年度 )

夜間休日患者数

5219名/年( 119% 対2020年度 )

救急搬入件数

2379名/年( 111% 対2020年度 )

内救急車2372名/年、ヘリコプター 7名/年
CPA 87名 (ROSC 33名、ROSC率 38%)

救急応需不能件数

30件(不応需率 1.25%)

 

 

発熱患者の救急搬送においてはCOVID-19 pandemicによる影響もあり、全例PPE着用で発熱診療ブースでの対応を行いました。年度通じて多くの発熱患者の救急受け入れを行うとともに、COVID-19の通称第5波と呼ばれる流行期以降においては専門病棟を稼働し、COVID-19患者及び疑似症においては当院救急外来で診療及び治療を行った後に円滑に該当病棟に入院を行うこととし、救急及び発熱外来から入院まで継続的な診療を行うことが可能となりました。

高齢化が進む利根沼田地域において高齢者救急の増加、CPA症例の増加は顕著となっています。利根沼田医療圏は東京23区と同等の医療圏面積であり、救急車両による搬送時間が長くなる傾向があり、重症救急対応やCPAのROSC率向上には病院前救急医療体制の整備と連携が必要です。利根沼田医療圏の山間部救急に関しては、前橋赤十字病院を基地病院とした群馬ドクターヘリに多大なる協力を得ています。

入院部門

2021年度も2020年度同様に専門的治療が必要な疾患は臓器別専門科が主治医として受け持ち、多疾病罹患や疾患以外の社会的背景等が複雑かつ対応困難な症例等については当科が入院主治医を受け持つことが多くなってきています。また、より専門性の高い領域を臓器別専門科が主治医として入院対応するため、各臓器別専門科の周辺領域疾患に関しては、該当科の状況に応じて当科が主治医として対応し、専門科からのアドバイスを受けながら入院診療を行っています。常勤医師が不在の疾患群に関しても外来各科専門医と連携した診療を行っており、入院患者の疾患内訳(ICD-10準拠)は多岐に渡っています。

入院患者については2020年度同様、上級医+専攻医+初期研修医 3名1チームの構成で15名前後の受け持ち患者を担当しています。

入院患者数

1199名/年( 103% 対2020年度 )

入院患者詳細

サルモネラ胃腸炎、急性カンピロバクター腸炎、敗血症性ショック、顔面丹毒、つつが虫病、レジオネラ肺炎、顔面部帯状疱疹、伝染性単核球症、食道癌、胃癌、大腸癌、肝細胞癌、膀胱癌、膵頭部癌、転移性肝腫瘍、癌性胸膜炎、転移性脳腫瘍、骨髄異形成症候群、骨髄繊維症、巨赤芽球性貧血、温式自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、特発性好酸球増多症候群、鉄欠乏性貧血、無痛性甲状腺炎、下垂体卒中、甲状腺クリーぜ、糖尿病性ケトアシドーシス、1型糖尿病、水中毒、続発性副腎皮質機能低下症、薬剤性低血糖、糖尿病性足壊疽、低ナトリウム血症、高カリウム血症、低カリウム血症、急性アルコール中毒、うつ病、過換気症候群、パーキンソン病、癲癇複雑部分発作、症候性癲癇、椎骨脳底動脈循環不全、一過性全健忘、一過性脳虚血発作、ミトコンドリア脳筋症、脊髄梗塞、睡眠時無呼吸症候群、顔面神経麻痺、神経調節性失神、低酸素脳症、メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、高血圧緊急症、急性心筋梗塞、肺動脈血栓塞栓症、急性心膜炎、感染性心内膜炎、大動脈弁狭窄症、完全房室ブロック、蘇生後脳症、心肺停止、心室頻拍、洞不全症候群、小脳出血、視床出血、内頸動脈狭窄症、心原性脳塞栓症、アテローム性血栓性脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、上腸間膜動脈解離、下肢深部静脈血栓症、腸管膜リンパ節炎、急性喉頭蓋炎、急性咽頭炎、扁桃周囲膿瘍、細菌性肺炎、誤嚥性肺炎、気管支喘息発作、膿胸、胸膜炎、急性呼吸促迫症候群、人工呼吸器関連肺炎、特発性間質性肺炎急性増悪、自然気胸、縦隔気腫、マロリ・ワイス症候群、急性出血性胃潰瘍、出血性十二指腸潰瘍、腸管気腫症、虚血性大腸炎、腸腰筋膿瘍、直腸穿孔、便秘症、大腸憩室炎、急性アルコール性肝炎、アルコール性肝硬変、肝膿瘍、胆石性急性胆嚢炎、特発性急性膵炎、アルコール性急性膵炎、総胆管結石、蜂巣炎、頚部リンパ節炎、褥瘡、褥瘡感染症、化膿性関節炎、偽痛風、頚椎偽痛風、中毒性表皮壊死症、薬剤過敏性症候群、関節リウマチ、巨細胞動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、リウマチ性多発筋痛症、化膿性椎間板炎、横紋筋融解症、腎盂腎炎、腎前性腎不全、慢性腎不全、尿管結石症、精巣上体炎、出血性膀胱炎、尿路感染症、急性前立腺炎、子宮留膿腫、頭部打撲、胸椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、頸髄損傷、一酸化炭素中毒、ベンゾジアゼピン中毒、抗うつ薬中毒、低体温症、蜂刺症、熱中症、アナフィラキシーショック、COVID-19

教育

病院総合診療/家庭医療学の面白さを学生や初期研修医へ実臨床を通じて伝えることを利根中央病院総合診療科の一つの役割と考えています。2021年度も引き続き初期研修医や専攻医の研修受け入れを行うとともに群馬大学医学部5-6年生の学外選択実習や見学学生の受け入れを積極的に行いました。COVID-19 pandemicによる影響で学外選択実習が一時中断されたため、例年と比較し実習受入人数は減少しましたが、実践的な教育を提供する様に心がけました。診療時間内に学生、研修医向けのカンファレンスやレクチャーを行い、on/off the jobのバランスを取っています。

  • 学生実習受入:41名
  • 初期研修受入:12名

morning lecture

利根中央病院では初期研修医や実習で来訪している医学生を主な対象としたmorning lectureを毎週火曜日ないし水曜日に定期的に行っています。総合診療科スタッフ及び専攻医も依頼された内容に対してレクチャーを担当しました。

morning lecture担当テーマ一覧
「血液ガスの見方」 渡邉 健太医師
「市中感染症の基本」 岩出 良介医師
「痙攣・てんかん発作」 大塚 隆幸医師
「漢方薬の使い方」 比嘉 研医師
「インフルエンザの基本」 高橋 朋宏医師
「予防接種」 中村 大輔医師

SDH/SDGs教育

2021年度から初期研修医と群馬大学学外選択実習で来院する学生を主な対象とした「SDH/SDGsを学び理解するためのカリキュラム」を策定し運用を開始しました。本カリキュラムは、1. 生活環境や労働を背景とした疾患との関係性を理解すること、2. 地域特性に起因する医療システムの課題を理解し解決策を考えること、3. 住民が健康かつ豊かに生活できる持続可能な社会のあり方を考えること、の3点を主要な目的とし、最終的に患者の心理社会的背景を理解した診療を行うことの意義を学び日常診療において実践できることを目標としています。院内における理論学習を総合診療科スタッフ及び専攻医が担当したのちに医療圏内の各地域に出向き1週間の宿泊型生活体験研修を行っています。

「BPS(Bio-Psycho-Social)モデル」 高橋 朋宏医師
「SDH/SDGs」 宇敷 萌医師

外部講師招聘型教育

院内のスタッフだけではなく、外部講師を招聘した形で、主には医学生及び若手医師教育目的の総合診療/家庭医療領域に関するレクチャーや学習企画を、2021年度も主催ないし共催しました。COVID-19 pandemicの影響から、現地集合型企画は開催できなくなりましたが、オンラインを利用した学習企画として開催をしています。

院内レクチャー
感染症カンファレンス 埼玉医科大学総合医療センター
三村 一行医師
英語論文抄読会 群馬大学大学院医学系研究科
総合医療学 小和瀬 桂子医師
漢方診療レクチャー 群馬大学大学院医学系研究科
総合医療学 佐藤 浩子医師
胸部画像カンファレンス 立川綜合病院
氏田 万寿夫医師
救急レクチャー 順天堂大学医学部附属順天堂医院
阿部 智一医師
集中治療レクチャー 国保旭中央病院
坂本 壮医師
学習企画
1)総合診療スキルアップセミナー
「人生100年時代!!本気で学ぶ高齢者診療」
「高齢者診療の頭の使い方」
口之津病院内科/総合診療科
寺澤 佳洋医師
「高齢者救急」 市立奈良病院総合診療科
森川 暢医師
「老衰を真剣に考える」 双樹会よしき往診クリニック
徳田 嘉仁医師
2)Web闘魂祭 2021年11月6日
「診断推論×診断エラー」 群星沖縄臨床研修センター
徳田 安春医師
千葉大学医学部附属病院 総合診療科
鋪野 紀好医師

初期研修医教育

担当 飯島 研史(北毛病院)、比嘉 研

初期研修医の集合研修として北毛病院から飯島研史医師に来訪頂き、月に1回の「レジデント・デイ」(学習企画とふりかえり)を継続開催しました。業務保証を行い時間内にレジデント・デイを定期的に行うことで、初期研修医自身が各々の研修内容を自身の成長に落とし込めるような形をとっています。レジデント・デイの学習テーマは、指導医と初期研修医の希望を調整しながら、初期研修プログラムとして初期研修医に学んでもらいたい内容を含めて決定し、指導医がファシリテートをする形で行っています。

初期レジデント・デイ学習テーマ一覧
第1回:4月 「プレゼンテーション」
第2回:5月 「ショートプレゼン」
第3回:6月 「研修医のためのキャリア開発」
第4回:7月 「セルフ・オンボーディング (ローテーション の多い研修中でも 効果的に成長するスキル)」
第5回:8月 「Modified Mini-CEX」
第6回:9月 「ACP」
第7回:10月 「コミュニケーション」
第8回:11月 「研修医でも大丈夫、後輩指導のコツ」
第9回:12月 「コンフリクト・マネジメント」
第10回:2月 「Modified Mini-CEX」
第11回:3月 「キャリア論アドバンス」

専攻医教育

担当 群馬家庭医療学センター指導医一同

群馬家庭医療学センター(G-CHAN)の総合診療専門研修プログラムとして、2020年度に引き続き、初期研修医と同様にG-CHAN所属の専攻医を対象とした月に1回の集合教育「レジデント・デイ」を継続して開催しました。2021年度はG-CHAN所属の専攻医数が増加していることもあり、レジデント・デイについては各々の「ふりかえり」を小グループに分かれて行う時間を優先的に確保し、基本的に学習企画は外部講師を招聘し行って頂く形を取りました。

<G-CHANレジデント・デイ学習一覧>
4月「オリエンテーション」 群馬家庭医療学センター 飯島 研史医師
5月「SDH/アドボカシー」 群馬家庭医療学センター 宇敷 萌医師
8月「地域ヘルスプロモーション」 大蔵村診療所 深瀬 龍医師
10月 「慢性臓器障害」 札幌医科大学附属病院 佐藤 健太医師
1月 「SDH」亀田総合病院 岩間 秀幸医師

多職種教育

病院として診療技術の向上だけではなく、医療従事者としての考え方や倫理観、価値観を涵養することを目的として、様々な方々を招聘し講演企画を主催しました。

「似顔絵セラピーを通じて見えたコロナと向き合う医療従事者の姿」 イラストレーター/ホスピタルアーティスト
村岡 ケンイチ氏
「ひとりで死なせはしない」 牧師・チャプレン(病院聖職者)
関野 和寛氏
「医療者に必要なLGBTQに関する知識」 川崎協同病院
吉田 絵里子医師

その他活動等

学会活動
内科学会専門医部会
診断プロセスワーキンググループ
メンバー 鈴木 諭
病院総合診療医学会
良質な診断ワーキンググループ
メンバー 鈴木 諭
学会演題発表等(演者)
第12回日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会 2021年5月21〜23日
一般演題 活動報告05.
予防医療・健康増進
帯状疱疹予防のための水痘ワクチン
接種を増やすための取り組み
渡邉 健太

一般演題 活動報告29.
卒前教育(学生教育)
看護学生に対する医療倫理教育の実践
書上 奏
第23回日本病院総合診療医学会学術総会 2021年9月18〜19日
一般演題14 「救急1」
繰り返す失神の診断にベッドサイドモニターが有用だった一例
保田 和奏

一般演題22 「呼吸器」
肺癌の初発症状として心嚢液貯留に伴う呼吸困難を来たし急激な進行により死亡した一例
岩出 良介

ワークショップ1
「診断エラーのカンファレンス(Basic)」
レジデントから実践できる診断エラー学的5minutes reflection on/for action
〜診断エラーの建設的な振り返りができる1on1の作り方〜
メンバー 鈴木 諭
第71回日本東洋医学会学術総会 2021年8月13〜15日
一般演題 内分泌・代謝疾患1
上背部のほてりに対し、桂枝加芍薬大黄湯が奏功した症例
比嘉 研
2021年度日本東洋医学会群馬県部会 2021年11月23日
精神症状を伴う腹部症状に対し、桂枝加竜骨牡蛎湯が奏功した症例
比嘉 研
第30回全国救急隊員シンポジウム 2022年1月28日
一般発表28 「予防救急」 
助言者 鈴木 諭
第27回日本災害医学会総会・学術大会 2022年3月5日
パネルディスカッション21
守る 新型コロナウイルス対応:メンタルヘルスケア
COVID-19院内感染による診療制限下での病院における職員の精神疲労度調査
パネリスト 鈴木 諭
講演・学校保健活動等
≪一般講演活動≫
群馬民主医療機関連合会
高校生向け医療講演会
2021年8月14日
新型コロナウイルス×医療現場
−医師を目指す君たちに知っていて欲しいこと−
鈴木 諭
≪学校保健活動≫
沼田女子高等学校 高校1年生対象
「性教育(性自認/性同意/性感染症)」 
鈴木 諭
利根商業高等学校 全校生徒対象
「性教育(性自認/性同意/性感染症)」
鈴木 諭
沼田市立沼田中学校 中学校3年生対象
「性教育(性自認/性同意/性感染症)」
鈴木 諭
沼田市立沼田西中学校 中学校3年生対象
「性感染症」
鈴木 諭
沼田市立沼田南中学校 中学校3年生対象
「がん教育」
鈴木 諭
沼田市立沼田南中学校 中学校3年生対象
「性教育(性自認/性同意/性感染症)」
鈴木 諭
みなかみ町立水上中学校 学校保健委員会(全校生徒対象)
「メディア教育」
岩出 良介
川場村立川場中学校 拡大学校保健委員会
「新型コロナウイルス×医療現場」 
鈴木 諭
沼田市立利南東小学校 小学校5〜6年生対象
「人として生きるということ」
鈴木 諭
沼田市立利南東小学校 小学校6年生対象
「薬物乱用防止教室」
中村 大輔
沼田市立利南東小学校 学校保健委員会(小学校4〜6年生対象)
「感染症予防」
鈴木 諭
みなかみ町立古馬牧小学校 小学校3〜6年生対象 「感染症予防」 
鈴木 諭
みなかみ町立藤原小中学校 学校保健委員会(全校生徒対象)
「メディア教育」
鈴木 諭
川場村立川場小学校 学校保健委員会(小学校4〜6年生対象)
「目の健康」
鈴木 諭
昭和村立大河原小学校 小学校5〜6年生対象
「目の健康・メディア教育」
鈴木 諭
執筆活動

学術論文

1. Naoto Ishimaru, Satoshi Suzuki, Toshio Shimokawa, Yusaku Akashi, Yuto Takeuchi, Atsuo Ueda, Saori Kinami, Hisashi Ohnishi, Hiromichi Suzuki, Yasuharu Tokuda, Tetsuhiro Maeno. Predicting Mycoplasma pneumoniae and Chlamydophila pneumoniae in community‐acquired pneumonia (CAP) pneumonia: epidemiological study of respiratory tract infection using multiplex PCR assays. Intern Emerg Med. 2021 Nov;16(8):2129-2137.doi: 10.1007/s11739-021-02744-6. PMID: 33983474; PMCID: PMC8116829.

2. Taku Harada, Takashi Watari, Satoshi Watanuki, Juichi Hiroshige, Seiko Kushiro, Taiju Miyagami, Syunsuke Syusa, Satoshi Suzuki, Tetsuya Hiyoshi, Suguru Hasegawa, Shigeki Nabeshima, Hidetoshi Aihara, Shun Yamashita, Masaki Tago, Fumitaka Yoshimura, Kotaro Kunitomo, Takahiro Tsuji, Masanori Hirose, Tomoya Tsuchida, Taro Shimizu. Diagnostic error rates and associated factors for lower gastrointestinal perforation. Sci Rep. 2022 Jan 19;12(1):1028. doi: 10.1038/s41598-021-04762-y. PMID: 35046455; PMCID: PMC8770624.

著書

1. 〈特集〉
絶対に見逃してはいけない観察ポイントはこれ!救急でよく出会う症状・所見16
●9 めまい
飯田 槙、比嘉 研、鈴木 諭,メディカ出版, Emer-Log(エマログ)2022年1号

2. 〈特集〉
絶対に見逃してはいけない観察ポイントはこれ!救急でよく出会う症状・所見16
●10 頭痛
鷹嘴 朱美、比嘉 研、鈴木 諭,メディカ出版, Emer-Log(エマログ)2022年1号

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