利根保健生協で働く人たちPerson

郡隆之

郡隆之

外科

出身:北海道
卒業大学:群馬大学

利根中央病院に着任したきっかけ

医学部の5年生で利根中央病院に実習に来た時、当時の外科部長が(大学の寮の大先輩だったのですが)、非常に外科医として優秀かつ魅力ある方でした。実習中にその先生から指導を受け色々とお話を伺う中で、利根中央病院で働きたいと思い就職を決意しました。

利根中央病院でやりがいを感じること

年齢に応じてやりがいは変わってくるものです。若いうちは診療や手術等の技術を磨いて少しずつ自分の力になってくことがやりがいでした。中堅になって医師としての力がついてくると、難しい病気や困難な状況を医師としてコントロールして治療を成功に結びつけていくことにやりがいを感じました。さらに年を重ねると、一緒に仕事をしているチームが機能することや、若手の外科医が育っていくこと、そして組織が健全に持続・成長していくことにやりがいを感じています。

休日の過ごし方

今はコロナ禍でだいぶ自分の活動範囲が狭まっていますが、もともとは旅行に行って知見を広めたり、いろんな人と交流したりすることが好きです。また、スキーやキャンプといったアウトドアアクティビティも欠かせません。今はコロナ禍で医療従事者として厳しい行動制限が求められているため、読書や新しいことを勉強したりすること、家族との時間を楽しんでいます。また、コロナ禍が明けた時にとびっきりのキャンプができるように車の改造を企んでいます。

これからの夢や希望

定年までは健康を維持してしっかりと働いて、まずは利根沼田地域と利根中央病院に貢献をしていきたいと思います。その後も何らかの形で社会貢献していきたいと思っています。
また、遠隔医療をさらに充実させていきたいという夢があります。日本は医療に恵まれた国ですが、世界を見ると十分な医療を受けれられない人々がたくさんいますので、医療提供の不均衡化を是正するために遠隔医療の発展は必要不可欠だと考えています。
プライベートでの直近の夢は、故郷の一つである利尻島で同級生がアウトドアのツアーを企画しているので、コロナ禍が明けたら利尻島に行ってバックカントリースキーをやりたいと思っています。

入職希望者へのメッセージ

どこでどのように自分が活躍できるのかを考えることは、充実した人生を送るうえで非常に重要です。特に外科医は手術という手技を行う技術職であることから、目や体力の問題もあり自分が納得する形で手術ができる期間はずっとではありません。外科医としての黄金期を悔いのないように全うできるように修練してほしいと思います。また、長い医師人生のなかで手術室以外のところで活躍できる場を築き上げることも大切であり、その部分のキャリアサポートもしていきたいと思います。
実際私自身もNSTや感染対策や遠隔医療などにチャレンジして、自分の新たな可能性を広げることができました。例えば、栄養療法では、ERASを日本で初めて導入したり、胃ろう管理の2次医療圏でネットワーク構築を手掛けてきました。今は日本臨床栄養代謝学会で癌治療の栄養療法のガイドライン作成を行っています。また、遠隔医療領域では厚生労働省の遠隔医療研究班で取り組んだ研究がオンライン診療の保険収載の礎になったり、遠隔医療技術を用いた急性腹症のCT読影のe-learningコンテンツを作成し読影技術普及に努めています。2021年には国内・国際遠隔医療学会の大会長を務めさせていただきました。
これからの医療を支える若い人たちには、固定概念にとらわれずに大いにチャレンジして人生を謳歌してほしいと思います。ぜひ利根中央病院でともに働いていきましょう。

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