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| 居眠り、いびきにご注意 −睡眠時無呼吸症候群− |
2003年、山陽新幹線の居眠り事故が起こりました。
その原因はこの「睡眠時無呼吸症候群」だったといわれています。
その事故を契機として広く世間に知られるようになった「睡眠時無呼吸症候群」についてお話していきます。 |
| 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは? |
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に息が止まってしまうという睡眠障害の一つです。
細かく言うと10秒以上続く無呼吸または低呼吸が、一回の睡眠(7時間)で30回以上、もしくは1時間あたり平均5回以上あり、深い眠りの「ノンレム睡眠」時にも認められる場合です。また、無呼吸の回数により、軽症、中等症、重症に分類されます。 |
| 高血圧、心筋梗塞などとも |
この症候群は「閉塞型」と「中枢型」、「混合型」に分類されます。「閉塞型」は上気道が閉塞して呼吸ができなくなるもので、睡眠時無呼吸症候群の95%を占めます。
呼吸がたびたび止まるので、体内の酸素不足が起こります。そのため、寝苦しかったり息苦しかったりして睡眠不足になり、日中いつも眠い、運転中や重要な会議などでも寝てしまうといったことになってしまいます。
また、持続的な酸素不足のため、循環機能に負担をかけてしまい、様々な臓器に悪影響を及ぼすといわれています。
最近の研究では、高血圧や心筋梗塞などとも深く関わりがあることがわかってきまし
た。何らかの症状を伴っている閉塞型睡眠時無呼吸症候群の患者数は、ある疫学的調査では、地域住民の約2%、全国換算では200万人ともいわれています。 |
| 無呼吸を伴ういびきは要注意 |
とても疲れていたり、お酒を飲んだ後の「グーグー」という規則的ないびきは、あまり問題ないといわれています。気を付けた方が良いのは、無呼吸を伴うものです。
いびきの途中で息が止まり、しばらくして「ぐばぁっ」っとかくようないびきが頻繁にある方は、念のため病院に受診された方がよいと思います。
「中枢型」はまれですが、呼吸の指令を出す脳の障害により引き起こされます。この場合は、心疾患や脳疾患を伴っている場合が多いので、気を付けた方が良いでしょう。 |
| 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS) |
比較的軽度のいびきの場合は、家庭でのちょっとした工夫や日常生活の改善で治ることもあります。例えば「横向きに眠る」「枕を低くする」「アルコールを控える」「減量、ダイエットをする」などです。
これらの工夫でも改善しない場合や無呼吸を併発している場合には、より効果の高い専門治療が必要です。現在、確立されている治療法としては、次のようなものなどがあります。
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鼻マスク治療(CPAP(シーパップ))
ゴムマスクを鼻に装着し、加圧した空気を人工呼吸器のように鼻から気道に送り込みます。中等度から重度の場合に用いられます。 |
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外科手術
気道内の扁桃の極端な肥大、口蓋垂(のどちんこ)が極端に長いなどのような病的症状がある場合に行われることがあります。 |
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マウスピース
身体に負担をかけない新しい治療方法として、いびきと軽度、中等度の無呼吸症候群に用いられています。装着すると気道が開き空気が良く通るので、いびきや無呼吸を軽減することができます。
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平成16年4月より、歯科でもマウスピースの製作が保険適応となりました。利根歯科診療所でも製作していますが、これには担当医師による紹介状、検査情報が必要です。(この検査は、現在のところ群馬県では前橋赤十字病院などで行われています。)これらの治療方法については、医師の診断を受けて下さい。 |
| あなたは大丈夫? |
昼間の眠気には、左記の評価がよく用いられます。チェックしてみましょう。
心配な方は内科、耳鼻科の医師に相談してみてください。
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